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1999.07up インタビュー特集(play編集部)
雑誌やTVなどのメディアに掲載された松下進先生のインタビュー記事を抜粋してご紹介。今回はアスキー社(現エンターブレイン社)主催
第2回ファミ通エンタテインメント大賞記念冊子
に掲載されたものだよ。


◎好きなことって---
子供の頃から絵が好きだったんだけれど、学校じゃ先生のいうことなんか全然聞かなくてね。当時、黒のクレパスで漫画チックに縁取りして、それから彩色するような塗り絵みたいな描き方が好きだったんだけど、そんなのはダメだって黒のクレパスを取り上げられて。でも、だったら茶色で縁取れればいいやって、今度は茶色で。全然懲りなかった。でも、そういうのはずっとあるんですよ。まだ若造だった頃も『こんな感じで描いて』というような指示のされ方がすごくイヤでね。自分の好き、自分の格好いいにはこだわってます。

◎仕事のきっかけって---
(エアブラシを使い始めたのは)23歳くらいの時からかな、自分のポートフォリオを作って、出版社を回ってた頃は、全部の作品がブラシだったから。でも、全然苦じゃなかったですよ。当時、日本ではブラシのイラストレーションは珍しかったから、自分の絵を見てどんな感想を言ってくれるんだろうって、どこへ行くにも楽しみで。でも、反応は良くなかった。バタくさくて日本ではまだ早いっていうのが、大方の空気だった。

でね、石川次郎さん(もう放映終了しちゃったけど「トゥナイト2」の司会をしていたロマンスグレーなかた)が『ポパイ』の副編集長をやってた頃に声をかけられてね。作品を見せに行ったら、その場で”次の表紙やる?”って話になって。全く寝ないで1日半で仕上げた。それOKをいただいて、石川さんに”この本が出たら忙しくなるよ”って言われたんだけど、もう、そのとおり。


◎なぜエアブラシ-------
小さい頃からいろんなものに影響を受けてきたけど、特に刺激されたのはスペイン絵画なんですよ。ゴヤとかベラスケスとかね。光と影の強烈なコントラストで絵が立体的に浮き立ってくるでしょ。そこに魅きつけられてて、イラストでも立体感というものを出せる新しい描き方はないかなと、ずっと考えてた。で、たまたま東京で開かれてたアラン・オルドリッヂの個展を見に行って、”これだ!”と思ったんです。

◎ゲームのことどう思う---
(新しいメディアへの抵抗は)全くないです。自分の絵が動くなんて、面白くて仕方がない。ハードの進歩で自分のイマジネーションがどんどん具体化できる最高の時代だと思います。 とくにゲームに関しては自分の分野以外のことにも口を出しますよ。僕は音楽も好きなんで、ゲームの音楽に関しては積極的に意見を言わせていただいています。まぁ、とにかく僕が生きてきた中でも、今の時代は最高に刺激的ですよ。アイディアひとつでなんでもできる。なのにみんな不景気だとかいって、しんみりしちゃって、本当にもったいないと思います。

◎若きクリエイターへ---
(賞がゴールじゃないんだから)もっと自分という強い主張のあるものを作ってほしいですね。








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